国語の教科書小1(上)のまとめに引き続き、小1(下)をまとめました。
各社の教科書に掲載されている絵本
発行されている4社すべての教科書を確認しました。
紹介されている絵本の数が膨大なので
具体的な絵本は発行者別にまとめました。
- ひろがることば しょうがくこくご 一下
教育出版
- みんなとまなぶ しょうがっこう こくご 一ねん下
学校図書
- あたらしい こくご 一下
東京書籍
- こくご 一上 ともだち
光村図書
1年(上)の教科書との違い
作者の名前の記載
1(上)では作者の名前は基本的に
「学校図書」と「光村図書」は目次に
「教育出版」と「東京書籍」はお話の前後に
書いてありました。
1(下)では作者の名前は
4社全てで目次とお話のタイトルの後の両方に書いています。
また、教育出版ではお話の最後に作者の他の作品名を紹介していました。
おすすめの本の紹介
3社は「おすすめの本をまとめたページ」に本の説明がある
1(上)では、おすすめの本は表紙だけを載せているものが多く
本の説明があるのは教育出版の巻末ふろく「1ねんせいで よみたい ほん ①」だけでした。
1(下)では、おすすめの本の説明が載っているページが3社の教科書で確認できました。
- 教育出版(巻末ふろく 1年生で よみたい 本②、③)
- 光村図書(巻末ふろく この本、よもう)
- 東京書籍(教科書中 一年生の本だな)
学校図書では教科書中におすすめの本をまとめたページがありますが、
1(上)と同じく表紙だけを載せていました。
「教科書に載っているお話にあわせたおすすめの本」の説明の有無は各社で違う
1(上)では、おすすめの本は表紙だけを載せていました。
1(下)では、
- 教育出版
- 表紙、タイトル、作者名・画家名、説明文
- 学校図書
- 表紙、タイトル
- 東京書籍
- 表紙、タイトル(作者名・画家名)
- 光村図書
- 表紙のみ
と、各社で違いがありました。
4社に共通する点
「読む」お話だけでなく、「聞く」お話がある
先生に読んでもらうお話として、日本の昔話が巻末に載っていました。
- 教育出版 文化
- 天に のぼった おけやさん
- 学校図書
- おんちょろちょろ
- 東京書籍 むかしばなしを たのしもう
- 花さかじいさん
- 光村図書 きいて たのしもう
- わらしべちょうじゃ
学校図書の昔話「おんちょろちょろ」は教科書本編には記述がありませんでした。
最初の説明文は4社全て「乗り物」に関する文
文章を読み、情報を整理するために
乗り物に関する説明文が載っていました。
また、図鑑などで他の乗り物についても調べて
表やカードにまとめる取り組みも似ていました。
- 教育出版
- はたらく じどう車
- 学校図書
- くらしを まもる 車
- 東京書籍
- いろいろな ふね
- 光村図書
- じどう車くらべ
また、教科書の後半で出てくる説明文は2社が似ていました。
- 東京書籍
- 子どもを まもる どうぶつたち
- 光村図書
- どうぶつの 赤ちゃん
他の教科書にも、生き物についての文章がありました。
1年下〜2年上に「スイミー」が4社で登場
スイミーは
「教育出版」「東京書籍」は1年下
「学校図書」「光村図書」は2年上
の教科書に載っています。
個人的に「スイミー」は小学校の国語で印象に残っている作品の1つなのですが、いかがですか。
およそ30年前に好きだったお話を、子どもたちも経験することに小さな感動を覚えます。
1年下〜2年下に「お手紙」が4社で登場
「お手紙」は
「教育出版」では1年下
その他の3社では2年下
の教科書に載っています。
こちらのお話も心に残っていました。
「かぶ」「スイミー」「お手紙」と定期的に共通のお話が入っています。
4社全てで掲載されているので
全国の小学生がこれらのお話の授業を受けるということですね。
親世代の私も授業を受けた記憶があるので、
30年以上ずっと掲載され続けている可能性もあります。
世代や出身地に関わらず、今後成長してから出会った人とも
共通のお話について会話することができると思うとワクワクします。
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