幼稚園児にもなると子どもの好みがはっきりしてきます。
そのため、まずは図書館で借りて
子どもが特に気に入ったものを
手元に置くという順番がおすすめです。
また、幼稚園に入ってからは
絵本だけでなく図鑑を購入（orプレゼントしてもらう)
ことが多くなりました。
図鑑は小学生以上でも使えますし、
興味を持ったらすぐに調べられるように
手元に置いておきたいものの一つです。
そらいろのたね
「ぐりとぐら」シリーズで有名な、
中川李枝子さんと大村百合子さんの作品です。
「ぐりとぐら」の絵本では主役の「ぐり」「ぐら」が
本書ではセリフもない脇役として登場しています。
子どもたちはぐりとぐらを見つけて大喜びでした。
世の中にはいろいろな視点があって、
どんな人でも主役の時と脇役の時があるという
現実世界に通じる広がりを感じます。
また、絵本のタイトルである「そらいろのたね」は
絵本の中では描かれていません。
「一体どんなたねなのかな？」
「かたちは？」「いろは？」と
こどもの想像を膨らませてくれます。
お二人の作品は「いやいやえん」という童話もおすすめです。
「いやいやえん」にでてくる
「おおかみ」や「くまの子」などの登場人物が
「ぐりとぐら」や本書にも登場しています。
絵本から童話への橋渡しに
シリーズで揃えたい作品です。
おおきなおおきなおいも
こちらは単体で絵本と童話の中間のような作品です。
童話のような製本ですが
中は文章よりも絵が多くなっています。
ですが、普通の絵本と違って
絵は黒の線とおいもの紫色だけです。
幼稚園の行事でいもほり遠足が近くなると
毎年読んであげています。
スイミー
小学校低学年の国語の教科書にも採用されているので
ご存じの方も多いと思います。
私自身も教科書の中で一番好きだったお話ですが、
長女が小学校1年生の時にも掲載されていました。
絵本にはスイミーの旅した美しい海の世界が
大きな絵で描かれています。
「にじいろのゼリーのようなくらげ」
「水中ブルドーザーみたいないせえび」
「ドロップみたいないわ」
子どもたちは絵本の先に
どんな世界を想像したのか、
考えるだけでわくわくします。
学校で「お勉強」になる前に
読んであげられてよかったです。
１００万回生きたねこ
「死」を扱っているので幼稚園児には
まだ難しいかなと思っていたのですが、
何度も「読んで」と言ってきます。
難しいからこそ、気になるのかもしれません。
私自身、大人になった今読んでも
考えさせられる絵本です。
さっちゃんのまほうのて
手に障害のあるさっちゃんのお話です。
私が子どもの頃読んだ時には
ハッピーエンドにならないもどかしさがあり
強く印象に残っていました。
大人になってまた読んでみると、
さっちゃんの
現実を受け止めて前に進んでいくたくましさと、
さっちゃんの両親の
子どもに対してまっすぐ向き合う姿、愛情を注ぐ姿に
心を打たれました。
我が子の心にも、何か残っていればいいなと思っています。
ミッケ！
絵本を読むのが苦手なお子さんにもお勧めの絵探し絵本です。
特にチャレンジミッケは絵探し以外に楽しめる仕掛けがあるので気に入っています。
また、文章ではなく単語だけ分かれば絵本を楽しむことができるので
洋書版にも手が出しやすいです。
特に
アルファベットを覚えたい場合は
「I Spy Letters」や「I Spy A to Z」は
シリーズの中でも簡単です。
おとぎ話が好きな場合には
「Can You See What I See? Once upon a Time」
がお勧めです。
難易度は高いですが、絵も美しく
大人でも楽しめます。
図鑑
我が家の初めての図鑑は
小学館の子ども図鑑プレNEOシリーズの
- ふしぎの図鑑
でした。
以来、図鑑は小学館の図鑑NEOで揃えており、
子どもたちの興味のあるテーマ
を手元に置いています。
また、「ふしぎの図鑑」の中でも
「しぜんのふしぎ」や
「からだのふしぎ」の
項目についてよく読んでいたので、
より詳しい図鑑として
を購入しました。
この２つは今までの図鑑のイメージ（分類分けされた標本の羅列）と違い
大人が読み物として読んでも面白くて特にお勧めです。
地球
地球の誕生から人類の誕生までの歴史、
気候や地震などの自然現象
そして環境問題まで
さまざまな視点から書かれています。
人間
臓器や細胞についての生物学的な「ヒト」としての解説から始まり、
赤ちゃんから思春期、大人になるまでの成長、
心や社会的な心理学的な側面ついても解説があり、
まさに「人間」の図鑑だと感じました。
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