小2の娘が、1月末に学校で漢検を受験し満点合格しました。
受験対策には3か月間、平日だけ漢字プリントを1日1枚を続けました。
親子ともに負担の少ない方法でいい結果が得られたので
今回行った漢検対策を紹介します。
受験に向けて
受験の前に、何級を受けるかを娘と相談しました。
娘の場合、現在小学校2年生なので
学年相応レベルとその前後のレベルで考えました。
10級(小学校1年生修了程度(80字))
9級(小学校2年生修了程度(240字))
8級(小学校3年生修了程度(440字))
漢検のHPにある各級の出題内容と審査基準をみると、出題内容は
10級と9級は「読み」「書取」「筆順・画数」であるのに対し
8級には「部首・部首名」「送り仮名」「対義語」「同音異字」が加わります。
8〜10級の過去問を娘と見比べたたところ、
学年相応の9級でも、3学期に習う漢字も含まれているので
まだ学校で習ってない漢字がある
と、モチベーションが低そうだったので9級を受験することにしました。
ちなみに、公式サイトには受験級の目安チェックのページがありますが
チェック項目は「読み」「書き」だけです。
過去問の分析と対策
9級の場合、150点満点で80%程度で合格になります。
過去問(2021年度第1回検定)の場合、
読み : 40点
書取 :100点
筆順・画数: 10点
という配点でした。
「筆順・画数」は以下の理由で対策の優先度は低いと判断して
「読み」「書取」の対策を優先しました。
・配点が低い
・基本的な書き方(上から下、左から右など)は身についている
・実生活であまり役立たい
※結局最後の追い込みで「筆順」対策もしました。
「読み」「書取」の取り組み
もともと平日は毎朝プリント学習をしていいるので
その時間を漢検対策に充てることにしました。
朝のプリントは1日5分程度です。
受験対策にはこちらの記事で紹介したプリントサイトのプリントを使いました。
漢字プリントを始めて2週間ほど経ってから
間違えた問題の傾向を分析しました。
間違えた漢字には主に2つのパターンに分けられました。
- まだ学校で習っていない漢字(3学期に習う範囲)
- 単体では書ける漢字でも熟語が分からなくて「書取」が不正解になっている
特に、「2.熟語が分からない(=語彙力の不足)」が気になりました。
そこで漢字が書けることにプラスして漢字辞典を使って語彙力も伸ばせるようにしました。
漢字辞典には①漢字単体の意味と、②その漢字を使った言葉が同じページに載っています。
間違えた漢字は漢字辞典で2つの復習をしました。
- 漢字単体の意味を確認
- その漢字を使った他の熟語を確認
この方法を始めてから、問題文の文脈から漢字を推測して
「書取」をする精度が上がっていきました。
「筆順」と「文字のバランス」の確認
対策をしていく中で「読み」「書取」はほとんどできるようになったので
最後の1週間は「筆順」と「文字のバランス」の対策を行いました。
「筆順」には学習プリント.comのプリントを使いました。
一画目だけでなくすべての書き順が書かれているので便利です。
「文字のバランス」は事前に間違いと判断される例を公式サイトで娘と確認しました。
筆順のテストとして実際に白紙に書いた漢字について
「文字のバランス」を親がチェックしました。
結局テストの前日まで「文字のバランス」で気になるところが残っていましたが
今回の検定では運良く減点されませんでした。
次回の漢字検定に向けて
今回はじめて漢字検定を受験して、普段の漢字学習で意識することが明確になりました。
- 「語彙力を伸ばすこと」を目的に漢字学習に取り組む
- 文字のバランスに気をつける
特に「1.語彙力を伸ばす漢字学習」は漢字の難易度が上がる前のこの時期に知れてよかったです。
次回の漢検で受験する8級では
出題内容に「部首・部首名」「送り仮名」「対義語」「同音異字」が加わります。
今回の対策で行った「漢字1文字の意味を理解する」方法は
8級以上で出題される「部首」「同音異字」の対策にも通じると感じています。
そして「対義語」は学習プリント.comの「反対の漢字」のプリントを活用したいです。
ところで漢検が終わった今、毎朝の学習で
ふくしま式の問題集に取り組んでいます。
その中でも「語彙力」の問題集は「反対語」に焦点をあてて作られているので
漢検の「対義語」の対策にもなります。
でもこの問題集には
漢検で点数を取るための「知っている語彙」を増やすことではなく
実際に「使いこなせる語彙」を身に付けるという
漢検対策以上に大事な役割を期待しています。
コメント