「抽象的思考」が発達する時期は小学校高学年ごろです。
そのため小学校の社会の授業では、子どもの発達段階に合わせて
都道府県を4年生で習うようになっています。
でも授業で習ってから覚えるのでは単なる「暗記」になってしまいます。
私の場合も「暗記」で覚えたので
覚えるのが負担だった割に、表面的な知識なので得られるものが少なかったです。
我が家は基本的に先取り学習をしない主義ですが
「都道府県名」や「国名」は小さい頃から意識的に生活に取り入れてきました。
親も子も「頑張らずに」都道府県を身近にする方法を紹介します。
まずは歌で慣れる
おすすめは、ゆめあるチャンネルの「日本地図の歌」です。
「地方区分」「都道府県」「県庁所在地(都道府県名と違うもの)」が歌の中に登場します。
Amazonプライム会員ならAmazon Musicでも「日本地図の歌」が再生できます。
Echo端末から「定型アクション」で毎日、歯磨き準備の時間に再生するように設定しています。
動画のほうが、都道府県の漢字や地形が分かりやすいのに
なんで音楽で再生するの?
動画だと
親は再生するアクションが面倒だし、再生し忘れるし
子どもも飽きて観てくれないんだよね。
「定型アクション」を設定する一手間だけで
都道府県を聴くことを「毎日の習慣」にすることができ
いつのまにか都道府県と県庁所在地を覚えてしまうのです。
他にも実施しているEchoの活用について、こちらの記事にまとめています。
まずは音楽で都道府県名に慣れたことで
以降で紹介する「覚える」段階がスムーズにできました。
絵本で覚える
「1日10分でちずをおぼえる絵本」をリビングに置いています。
こちらの記事でも書いたのですが、
都道府県には総務省が付けている順番があります。
絵本でも歌でも都道府県が同じ順番に出てくるので
絵本をみながら歌を再生するなど、組み合わせて使いやすいです。
今から買うなら、右の「小学生版」がほしいです。
遊びで覚える
日本地図の知育おもちゃはいろいろありますが100均でも手に入ります。
お風呂遊び
「おふろポスター」は数年前にキャンドゥで購入しました。
Amazonでも同じ商品が100円台で売っていて
プライム会員は送料無料の対象です。
お風呂でも、ポスターをみながら「日本地図の歌」を歌っていて
歌詞にある「なまはげ怖いよ 秋田県」の「なまはげ」が人気です。
歌以外には、場所あてクイズを姉弟で楽しんでいます。
「〇〇県はどこだ?」の他にも
クイズを
「太平洋はどこだ?」
「りんご(イラストにある特産品)はどこだ?」に変えたり、
水鉄砲で狙った場所に当てるゲームにしたり
と、子どもたちで工夫して楽しんでいます。
カードゲーム
最近、ダイソーで都道府県かるたを購入してハマっています。
都道府県かるたの取り札は表に地形、裏に県名が書かれています。
地域別に色分けがされている点もわかりやすい。
取り札だけを使って、都道府県の形から県名を当てる遊びもしています。
先ほど紹介した「1日10分でちずをおぼえる絵本」をみていたおかげで
小2の娘は初見でもほとんどの県名をスラスラ言えました。
年長の息子はかるたの文字を頼りにして遊べていますが、
年少の息子はバラバラに広げるだけで「できた!」という感覚は掴めていません。
「1日10分でちずをおぼえる絵本」のかるたは3歳から遊べますが
高額なので手が出せません。
パズル
以前、キャンドゥの「フレークマグネット」のパズルを購入しました。
完成図(日本地図)とマグネットパズルがセットになっていて魅力的だったのですが
マグネットシートなのですぐに折れてしまい、あまり活躍しませんでした。
日本地図パズルは学研や公文が有名ですね。
実生活と結びつける
日本地図をリビングの壁に貼っています。
地図を使って都道府県や国名を具体的に生活に取り入れることを意識してきました。
最初リビングの壁に学習系ポスターを貼ることには抵抗がありました。
でもやってみると遊びながら学べるので学習には最適な方法だと感じました。
日本地図はこちらの地球儀を買った時についてきたポスターを使っていますが、
100均のポスターを購入したり、プリント学習サイトで印刷できるものでも十分です。
ちびむすドリルでは日本地図の「パズル」「すごろく」「かるた」のダウンロードもできます。
食べ物で結びつける
料理を食べる前に
「今日のしいたけは徳島産だよ。徳島県はどこ?」
お菓子を食べる時は製造者を確認して
「このお菓子は兵庫で作られたよ。兵庫はどこ?」
と言って場所あてをしています。
特に美味しい食べ物だと盛り上がるので
ふるさと納税でもらえる地域の名産品は重宝しています。
食べ物以外にも、購入した商品(服や雑貨)の製造元を確認して場所あてをしています。
世界地図と地球儀もリビングにあって、輸入品は原産国の場所あてゲームをします。
特に、業務スーパーでは世界各国の料理やお菓子を安く購入できるのでおすすめです。
先日のバレンタインでは、チョコの原産国から「カカオベルト」の話もしました。
旅行や人と結びつける
家族旅行に行く時に、日本地図で確認しています。
今いる場所からどれくらい離れているか確かめて
交通手段や経路、移動時間を説明します。
旅行の他にも、主人が出張する時に経路を説明したり
遠方に住んでいる知人や親戚の場所あてゲームをします。
世界地図と地球儀は、ネイティブキャンプでレッスンをしてくれた講師を探したり
YouTubeやテレビに出てくる動画の場所あてゲームに使っています。
ネイティブキャンプ自体もたまに「いろんな国の先生と話そう」というキャンペーンをしていたり
先生を選ぶ画面に国名と国旗が出ているので世界が身近に感じられます。
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