子どもが自立するために
親として子どもへの究極の願いは
幸せな人生を送ってほしいということです。
いずれ親の元から巣立つということを意識しており、
親元を離れるまでに社会に出て自分の力でたくましく歩める力を
身につけられるような子育てを意識しています。
- 生まれてすぐから1人の人間として尊重する
- できることは任せる
- 失敗を経験させる
- 子どものことが大好きなことを伝える
1.1人の人間として尊重する
新生児の頃から、お世話の時には
まず声かけをすることを大切にしていました。
社会人の時に病院で研修を受けたことがあるのですが、
介護する側から介護される側への気遣いが印象に残っています。
介護する方が入院している患者さんに
「今から体を拭きますね」
「体を起こしますね」
など、何かを行う前に患者さんの顔を見て
声かけをしていました。
声かけをされることで、介護される側は
今から何をされるのか心の準備ができるので
安心して自分の身を任せられます。
介護の仕事は、単なる作業でなく
介護される方を1人の人間として
尊重して接することにあると感じました。
そんなことは介護の現場では当たり前なのかもしれませんが、
それまで病院には無機質なイメージがあったので
個人的にとても驚きました。
この経験から、新生児のお世話をするときはまず目を見て
「おむつ変えるね」
「お風呂に入ろうね」
と、声かけをしていました。
2.できることは任せる
自分のことは自分でするのが当たり前、
まだ出来ないことは上の子や親がフォローするというスタンスです。
また、下の子のフォローや家事の手伝いをしてもらった時は
「ありがとう、助かったよ」
と必ずお礼を伝えるようにします。
私は子どもの頃、祖父母と同居していて
大人の手が足りている環境で育ったこともあり
何でもやってもらうのが普通だという感覚でした。
そして、自分の部屋の掃除や洗濯物の片付けなども
「面倒臭い」
と思っていました。
でも、自分が親になって感じたのは
子どもも誰かの役に立ちたいと思っているということです。
もしかしたら我が子も成長したら色々なことを
「面倒臭い」
と言うようになるのかもしれませんが
何でもやりたいと意欲のある今から
自分のことは自分でする習慣を身につけていきたいです。
それでは具体的にどのようなことをやっているかを説明します。
3歳息子
自立に向けて
自分で起きる
食べた食器をシンクに持っていくことをしています。
今は着替えに挑戦中で、
幼稚園の準備も5歳息子に助けてもらいながらやっています。
お手伝い
夕食の時にお皿や納豆など
進んでテーブルまで運んでくれます。
料理ができて
「お手伝いお願い〜」
というと一番に来てくれます。
また、洗濯機から取り出した洗濯物を
何も言わなくても
リビングに運んでくれます。
私が洗濯物を運ぼうとすると
「ママしないで!」
と言われます。
自分の役割ととらえているようです。
5歳息子
自立に向けて
オンライン英語学習が
1人でできるようになりました。
脱いだ服を綺麗に畳んで
片付けてくれます。
お手伝い
3歳息子の面倒をよくみてくれます。
着替えや幼稚園の準備のフォロー、
ぐずった時にあやしてくれるなどとても助かっています。
また、玄関のみんなの靴を揃えることを
率先してやってくれます。
7歳娘
自立に向けて
毎日自分で起きます。
また、自分の洗濯物の片付けをします。
弟にお弁当を作ってあげたいと言ったので
レシピを考え
休日に買い物に行き
野菜を切ったり
お肉を炒めたりして
お弁当作りにも挑戦しました。
お手伝い
弟たちの面倒をよくみてくれます。
特に、弟の機嫌が悪い時に
あやしたり慰めるのが上手です。
私が息子の気持ちを落ち着かせられない時でも
おどけて笑わせてくれます。
3歳息子にとっては
第二の母のような存在になっていると
感じています。
全般的に何でもできるので
色々な場面で手を借りたいときに
助けてもらっています。
自己学習を毎日継続していることや
誰かの役に立つ行動を
積極的に行う姿には、
我が子ながら
立派だな〜と感心します。
3.失敗させる
いま親が手助けをして
失敗をさせないことよりも
親元を離れるまでに
失敗した時に自分で対処する力を身につけておくことが
大切だと思っています。
失敗は挑戦した証として
ポジティブに捉えています。
何かに挑戦して失敗した時は
「よく挑戦したね。何回も頑張ればいつかできるようになるよ」
と言うようにしています。
小学2年生の娘の明日の準備などはチェックしていません。
忘れ物をした時は、
「次にどうやったら忘れないかな?」
と考えさせるようにしています。
また、小さな怪我をする経験は
大怪我をしないために必要な学びだと考えています。
そして、私自身が挑戦する姿を見せたり
失敗した事を伝えるようにしています。
親や先生でも失敗することがあるし
絶対に正しいわけではないので
自分で考えてやってみることが大切だと言っています。
4.子どものことが大好きなことを伝える
大きくなった今でも
スキンシップは大切にしています。
抱っこして欲しいという時はもちろん
泣いている時にもまずハグをします。
泣いている時に子どもからハグを拒否された場合は
「落ち着いたら抱っこしようね」
と伝えておきます。
子どもに怒った時にも
終わったらハグをします。
ハグをしていると
自分が言いすぎてしまった時にも
子どもに謝りやすいです。
毎日寝る前は1人ずつハグをして
「大好きだよ、おやすみ」と言います。
これは、清水悦子さんの本
『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』にある
赤ちゃんとのイチャイチャタイムの影響です。
ネントレ本として有名ですね。
細かなスケジュールは忘れてしまいましたが、
「まずは、これだけやってみよう!」の内容を実践しました。
そのおかげか、3人とも今でも睡眠を中心に
生活リズムが整っている方だと思います。
赤ちゃんの生態を知る上で
妊娠中に読んでおいてよかった本の一つです。
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