国語力を伸ばしたいと思い「ふくしま式」問題集をはじめました。
取り組みを始めてまだ数ヶ月ですが子どもに良い変化が起こっています。
我が家での取り組み方や、子どもに起こった変化を紹介します。
ふくしま式問題集のお得な購入方法はこちらの記事をご覧ください。
問題集に取り組むにあたって
まずおすすめしたいのは「親子で一緒に学ぶ」こと。
一緒に学ぶことで問題集の効果を高めることができます。
特に、記述式問題では解答・解説ページを参考に採点しますが
子どもが客観的に評定するのは難しいです。
そのため親も「ふくしま式」を理解しながら問題集に取り組むほうが進めやすいです。
ただし親が完璧に教えられる必要はなく
子どもと並走するように学ぶスタンスで十分です。
解説には正解かどうかの判断基準が載っています。
正解か自信のない部分は
「お母さんはこう思うけど、解説を見てみようか」と言って
解説を読んでお互いの答えについて議論するようにしています。
親子が「教える」「教わる」関係ではなく
対等な立場で取り組むことでお互いストレスなく取り組むことができます。
また「親も学ぶ」となると親の負担になるような感じがしますが
実際にやってみるとメリットもたくさんありました。
★親が取り組むメリット
- 学ぶ姿を子どもに見せることができる
- 「勉強しなさい」と言うよりも「一緒にやろう」と言うほうが子どもがスムーズに取り組めます。
- 日常生活で役立つ
- 「ふくしま式」で身に付く力は「論理的思考力」です。
論理的思考力は誰かとコミュニケーションをとる上でも、自分自身の考えを整理する時でも役に立ちます。
- 「ふくしま式」で身に付く力は「論理的思考力」です。
- 学びたいものが見つかった時に役立つ
- 大人が勉強するメリットはたくさんあります。
でも具体的に「いつ」「何を」「何のために」勉強するのか目標が定められずにいました。
論理的思考力はテキストを読んだり、人から教わるなど他の学習に取り組む上でも役立つスキルです。
将来、学びたいものが見つかった時に、子どもと一緒に勉強したことで身についた「学習習慣」や「論理的思考力」は目標に向かう学びを加速する力になるはずです。
- 大人が勉強するメリットはたくさんあります。
親におすすめの本
それぞれの問題集には
冒頭に「ふくしま式」の説明があり、末尾に解説が載っていますが
親向けの本を読むことで、より理解が深まります。
最初の1冊には全体像が把握できる
「『本当の国語力』が驚くほど伸びる本」がおすすめです。
また「語彙力」や「書く力」の問題集に対応する本もあります。
使用している問題集
小3の娘は「国語力〔小学生版〕」と「語彙力」の2冊に
小1の息子は「国語力〔小学生版ベーシック〕」に取り組んでいます。
スタートの本を選ぶ際には、福嶋先生のYouTubeやこちらの記事を参考にしました。
楽天市場で「ふくしま式」を検索
取り組み方
もともと「朝に1枚のプリント学習」が習慣になっていたので
その時間を使って1日2ページ(見開き1ページ)を問題文も含めて「音読」しています。
ふくしま式問題集は2ページで1つのテーマになっているので
毎日コツコツ取り組む教材として最適です。
所要時間は5〜10分程度なので、学校に行く前の習慣としてちょうどいい分量です。
★音読にしたことでのメリット
- 書く場合(鉛筆の準備や机に座って…)に比べて取り組み始めるまでの負担が軽減できる
- 解答してすぐに「なんでそれを選んだの?」と会話をはさみやすいので、解答を選ぶまでの思考過程を把握しやすい。
特に、選択問題では偶然正解したのか本当に理解しているかを確認できる。
思考過程を言語化することで、別の問題でも思考過程を再現しやすくなる。 - 問題集一冊で繰り返し何度も使用できるので金銭的負担も少ない
- 言葉に詰まる、イントネーションがおかしいなどから言葉を「分かっていない」ところが特定しやすい
分からない言葉をフォローすることで語彙力を伸ばせる。
ただし次のようなページは音読をせずに飛ばしています。
- (音読には向かない)長文を書くページ
- 長期休暇に書いて取り組む
- 平日の朝勉強を毎日続けるには短時間で楽しい学びにしたいです。
じっくり取り組む必要があるページは時間に余裕がある長期休暇にまわしています。
- 平日の朝勉強を毎日続けるには短時間で楽しい学びにしたいです。
- 長期休暇に書いて取り組む
- 子どもが「難しい」と感じるページ
- 子どもの成長を待ち、二巡目、三巡目に挑戦する予定
- 「ふくしま式」は学年別教材でなく、1冊の問題集に難易度の違う問題が入っています。
中学生から「ふくしま式」に取り組む方もいるので完璧を求めることはないのですが、
「国語力〔小学生版ベーシック〕」は小学3年生まで
「国語力〔小学生版〕」と「語彙力」は6年生までに
全ページできるようになることを一応の目標にしています。
- 「ふくしま式」は学年別教材でなく、1冊の問題集に難易度の違う問題が入っています。
- 子どもの成長を待ち、二巡目、三巡目に挑戦する予定
「学年別教材でない」ことのメリットはふくしま式を選んだ時の記事にも書きましたが
実際に取り組んでみると、精神面でのメリットが大きかったです。
★学年別教材でないことでの精神面でのメリット
- 難問に挑戦しやすい
- もし問題が解けなくても
「上の学年向けの問題かな?今はできないけど大きくなったらきっと出来るようになる」と思えるので子どもの自尊心が傷つきません。
だからこそ間違えることを恐れず、難しい問題にも挑戦できます。
- もし問題が解けなくても
- 自分の成長が分かりやすい
- 問題集を何度も繰り返すことで、「前は出来なかったページができた!」と
過去の自分と比べて成長したところが見えやすいです。
これが学年別教材の場合だと、問題が解けなかったら「同じ学年の他の子は出来るはずなのに…」と他者と比べる意識になってしまいます。
つまり勉強する時に大切な「他者と比べるのではなく、過去の自分と今の自分を比べる」ことが出来る仕組みになっています。
- 問題集を何度も繰り返すことで、「前は出来なかったページができた!」と
子どもの変化
ふくしま式では「型」の習得に重きを置いています。
問題集自体に取り組む時間は1日のうち短時間ですが
毎日ふれる事で「型」が子どもに浸透します。
そして日常生活の会話にも「ふくしま式」を使うことで生きた知識になっていきます。
「ふくしま式」を使った遊び
ふくしま式を使った遊びは、現在進行形で広がっています。
こちらの記事にまとめました。
国語の説明文にも前向きに取り組むようになった
小3の娘はもともと読書が好きで、国語でも物語文は楽しく取り組んでいました。
しかし説明文では面白さを感じられず、宿題で出る音読のテンションが明らかに違いました。
「ふくしま式」に取り組む前は内容にばかり意識が向いていて
感情の動く物語文に比べて、説明文は無味乾燥で面白さを感じられなかったのでしょう。
教科書に載っている説明文は「ふくしま式」の3つの力が分かりやすい構成です。
「ふくしま式」の3つの力を知ってからは
説明文でも「型」を見つけることに面白さを感じるようになりました。
「ふくしま式」を始めて間もなく
今日の国語の授業で
「最後の段落の文で、これまでの段落をまとめている文はどれでしょう?」
っていう質問に一人だけ正解できた!
と嬉しそうに話してくれました。
一人だけみんなと違う答えで不安じゃなかったの?
自信あったよ!
だって文の最初に「このように」って書いてたから。
※「このように」は「言いかえる力」の抽象化で出てきます。
授業で手応えを感じた経験から、問題集取り組むモチベーションも上がりました。
おわりに
「ふくしま式」を始めて良い変化がたくさんありましたが
まだ取り組み始めて数ヶ月しか経っていないことに驚きました。
そもそも国語を何とかしなければと思ったきっかけは
娘が学校のテストで何度も同じパターンで失点していたことです。
算数では苦手な単元がわかりやすく
娘の場合、時刻やかさの単位(特にデシリットル)をフォローしました。
でも国語の「要約文に線を引く問題」や
算数の「問題文が読み解けていないことが原因」で繰り返す失点には
表面的に問題の解説をするだけで根本的には手がつけられませんでした。
不安に駆られて手当たり次第に教育関係の本を読み漁った日々…
そして福嶋先生の「『本当の国語力』が驚くほど伸びる本」を読んで
「これだ!」と感じた直感は問題集に取り組み始めて確信にかわりつつあります。
もともと私も理系教科にしか面白さを感じられず
文系教科、とくに暗記さえ通じない国語には「あきらめ」を感じていました。
「国語の公式」が分かったいま
これから子どもと一緒に国語に再挑戦することに希望を感じています。
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